世界史上最強の下ネタ
Guten Tag! Wie geht es dir? 崚斗です。
さて、皆さん下ネタは好きですか?
最初の記事から何言ってるのか!
というツッコミもあるかと思いますが、とりあえずこちらの少女を見てください。
彼女こそ世界史上最強の下ネタ。アメリカ大陸を世界で2番目に発見したと伝えられるアメリゴ・ヴェスプッチの従兄弟と結婚した、その名も
シモネッタ・ヴェスプッチ(Simonetta Cattaneo Vespucci, 1453~1476)。
Twitterなどでは南冲尋定(なんちゅうえろさだ)やソノアンニ3世などの架空の偉人が存在しているようですが、もうお分かりのように、このシモネッタは実在した人物なのです!なんという下ネタ…。こんなに下ネタな名前をつけられた有名人がいるでしょうか…www
さて、世界史上最強の下ネタです。ただ名前が下ネタというだけではありません。
なんと、
シモネッタの裸の絵画
が後世にまで残っているのです!流石はシモネッタ、ちゃんと仕事をしています。
それが↓↓↓こちら↓↓↓
一度は見たことあるのではないでしょうか。
ヴィーナスの誕生 (イタリア語名:La Nascita di Venere; 作:Sandro Botticelli)
という絵です。ルネサンスを代表する絵画の一つですね。
ヴィーナスというのは美の女神で、金星を英語やドイツ語でVenusというのは、その女神に由来しています。その誕生の姿を描いたこの作品のモデルとなったのがシモネッタというわけです。
さて、この作者サンドロ・ボッティチェリも中々な人だったようで、彼が絵を描くために服を全部脱げとシモネッタに言ったところで彼女は応じません。そこで彼はシモネッタの裸体を頭の中で想像して、興奮しながらこの絵を描いたのだとか(本当かどうかは知らない)。この時代に南冲尋定が存在していたら、どんなに面白かったことでしょう!矢張どの時代にもこのような男は存在するものですね。
特に変態な格好はしていないようですねwww
目つきがキモイとかいいがかりはかわいそうなのでやめてあげてくださいwww
この世界史上最強の下ネタであるシモネッタですが、20歳あまりのときに病気にかかり亡くなってしまいます。矢張、美女というものは儚く美しいまま散ってゆくものなのでしょうか。この高貴な身分である絶世の美女の死に町中が、イタリア中が悲しんだといわれています。
現在ではアメリゴが強く名を残していますが、この絶世の美女のことも頭の片隅に残してあげてください。
ここで本記事を書き終えようと思いましたが、このままだとサンドロ・ボッティチェリが単なる変態だという印象がついてしまいますので、彼の代表作である「春」を載せて締めたいと思います。どうか、彼を変態ではなく芸術家として記憶してあげてください!
春(イタリア語名:Primavera; 作:Sandro Botticelli)
(本稿では世界史受験をする際に必ず押さえておきたい用語に下線を引いております。)